航海日誌 #41

今日は前回に続く自分に足りているものの見つけ方だ

いわば、自分の取柄ともいえる

ある人は、自分は金も能力も人脈もない、というだろう

大体、人脈もない、というのは、自分の周りはどいつもこいつも使えねーな、と言っているようなものだ

また、金がないのは そもそも金を与えてやっても大体失敗しそうだ、できない理由をお金のせいにしているから工夫がない

能力とはテクニック（技術）であって、正しい鍛錬を積んでいれば上達するものだ

桃栗３年柿８年というくらい、あるいは柚子の馬鹿目は１８年というくらい

時間をかけて鍛錬すればものになっていく

じゃあ、自分の取柄とはなにか？それは君にしかないことだ

①生まれ持った才能というより特性

②これまでの経験や体験

③住んでいる/生まれた場所や文化

④君を取り巻く周りの人たち

一つ一つ説明していこう

①についてはこれまでも説明してきたとおりだ

目立ちたがり屋な人間、シャイな人間、話すのが好き、もしくは書くのが好き

それぞれの性質によって得意・不得意がある

適材適所ということだ、水に強い材木、硬い材木、しなる材木、美しい材木

造船するときも同じだ

②同じ特性であっても、これまでの経験や体験によって異なる

すなわち、嫌々やっている今の仕事も、経験を積めば、君にしか語れない何かがあるんだ

経験や体験は、同じような体験をした人はいても、全く同じではない

会社の中でも、総務、営業、人事、設計、製造、あるいは、審査、クレーム対応、等、様々なんだ

続